今週の債券ネタ

7月28日
日本国債、海外の保有縮小 3月末43兆円 NIKKEI NET

7月29日
米FRB、「適切な時期に」引き締め必要と認識=SF地区連銀総裁 ロイター

7月30日
日銀の野田審議委員、長期金利の上昇「警戒を怠れない」 NIKKEI NET

7月31日
米FRBが65億ドルの国債買い入れ ロイター

ECBは低金利を当面維持すべき=IMF ロイター

それでは今週のイールドカーブ。今回からは日本人から見た主要3ヶ国を表示!8ヶ国から始まって8ヶ国の平均も不要なのかなぁ~と
※オーストラリアの25年以上の超長期債(?)がないので毎回イールドカーブの右端がおかしなカタチをしていたのが気になっていたりした・・・。



今週のおまけグラフは国債10年とTOPIXの配当利回りを比較してみました



理論的には裁定が働くので低金利の債券資産を売り、高金利の株式資産を買う
売られた債券は買い手が減るので金利上昇となり
買われる株式は当然ながら配当利回りが下降します
その結果、10年債利回り≒配当利回りになる・・・はず

機会があるときに記事に書きますが慶応義塾大学の教授さんがそう言っていた(笑)
※もうすぐ読破する予定の本より



それより気になった記事
速水総裁、ゼロ金利に「効果自信ない」 日銀、99年の議事録公表 NIKKEI NET

日銀は31日、1999年1~6月に開いた金融政策決定会合の議事録を公表した。異例のゼロ金利政策を採用した2月の会合で、速水優総裁は「短期金利の引き下げ余地は非常に限られている。どの程度十分な効果を持つかは、正直に申し上げて自信がない」と発言。効果に確信を持てぬまま、未知の領域に踏み込んでいった状況が明らかになった。


世界で最初に未知の領域へ足を踏み入れたのが当時の速水総裁。見切り発車のゼロ金利政策だったようですが振り返ってみると1999年はこのゼロ金利で株価がV字回復します

日経平均の超長期チャート ゴールデン・チャート社

1998年末の日経平均 13,842.17
1999年末の日経平均 18,934.34

問題は銀行が持ち直した後もゼロ金利を解除しなかったもうひとつの決断と勇気だったのかもしれません

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