以前に読んだ本経済を動かす単純な論理より

経済を動かす単純な論理経済を動かす単純な論理
(2009/04/24)
櫻川昌哉

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「資産価値の決まり方」での株価の簡単な計算式

今期の株価=配当/国債利回り



この紹介ではできれば配当は株価へ織り込み済みになるので来期予想値が良いそうです

そこで東証全体の来期予想値の配当っていくらなのかなぁ~って探したけれどどこにもない

どこにもない



・・・

・・・・・ん?

株価に配当利回りを乗じれば配当が何円かが逆算できるよなぁ~♪

そこでこんな計算式
※TOPIXではなく日経平均株価なのはこちらが数字のほうが誰もが解りやすそうって単純な理由
価格は日経平均で利回りは東証1部(TOPIX)なのでちょっと疑似ですが気にしない♪
日経平均株価と配当利回り(予想値)はNIKKEI NETを参照
国債(10年)金利はBloombergを参照
記事作成時のデータ(昨日の8/20)より

10,204.00 ×  1.66% ÷ 1.35%
日経平均株価×配当利回り(予想値)÷国債(10年)金利

その結果 今期の日経平均株価 = 12547円となりました!パチパチ♪

この数値の面白いところは株価が変わらないとしても予想配当利回りが変わらないとしても
国債の金利が動けば理論株価が変動します
そこが面白いなぁ~と感じます

例えば日経平均株価が15000円、配当利回りが1.5%だとしても国債金利がこの3つの例だと



例1 1.4% 順イールドの10年債利回り
例2 2.0% フラットイールドの10年債利回り
例3 0.4% 逆イールドの10年債利回り

例1の理論株価 = 16071円
例2の理論株価 = 11250円
例3の理論株価 = 56250円

まぁ例3の逆イールド時の金利0.4%はやりすぎな数値に見えますが(笑)
株式の配当利回りと債券金利の差が大きいと裁定の機会が訪れるのがよくわかります
最近は債券の金利と株式の配当の差がそれほどないので効率的な市場だと言えそうです

順イールド時の相場については株価も堅調・・・ 「予想配当利回り>10年債」 ならばトレンドフォローできる相場

相場のピーク時にさしかかるフラットイールドカーブ時には当然ながら債券の金利が高いのでそちらに投資家は資金をシフト
さらに株価が高いってことは配当利回りも低いってことで理論株価はもっともっと低いぞ!・・・と実際の株価に対してサインを発します

ゼロ金利政策に向かい株式の配当利回りに比べて国債10年債の金利が低すぎると債券に対して株式投資の方が投資のうまみが出てきます

ところでこのザックリとした理論株価をもっと知りたいですか?電卓があればすぐに数値が出るので記事の作成は簡単ですけれど自分は面白いと思ってもみんなが興味があるのかはわかりませんのでアンケート


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