インデックスの犬投資法は有効か? その1
インデックスの犬投資法は有効か? その2
今回はSTAMインデックスシリーズではなく指数を使って長期ではインデックスの犬戦略が有効かどうかを検証します
キッカケはその1でのWerder Bremenさんのコメント
これをどうせやるなら・・・この前、渡したInfo Bunchさんの円建て、基本4資産データを使ったほうが良いのでは?
STAMは2006年からしか立証できないが、あのデータなら1984年末からあるはず?より長期の傾向が実証できますよ。
でも、そうなると週末、時間を掛けてやったほうが良いかも。
制作を始めてみると・・・1984年末からは・・・疲れた(笑)

まぁよく見る長期グラフです。参考としてはわかりやすいけれど例えば実際に積み立てで投資をしている人にとってはどれが一番パフォーマンスが高いのか?なんて意味がないケースもあるし採用する期間しだいで意図的に結果を作り変えることだって可能でもありますのでこのグラフは参考程度ってところですね?
一番成績の良い海外株式を一番悪い成績にするのも簡単だってことです
さて犬戦略のルールは前回までと一緒です
- 4資産の月内の悪かったパフォーマンス2資産を各1万円ひたすら買う(犬)
- 4資産の月内の良かったパフォーマンス2資産を各1万円ひたすら買う(逆犬)
- 4資産を各5,000円ひたすら買う(分散投資)
- 1984年12月はじめの月だけは優劣がないので各資産1万円買っています
結果はこちら!※クリックで拡大できます

結論は・・・やっぱり涙ぐましい努力の結果、目くそ鼻くそ程度の差しかありませんし25年間という長期で見て有効とは言えない感じでした
それならば毎月一定額を自動積み立てでほったらかしにして乖離が大きくなったら年に1回程度リバランスをしたほうが簡単です
1年で12回も証券口座にログインするよりも1回だけログインするほうがミスも少ないでしょうしね?
入金とファンド購入で年24回ログイン?面倒臭っ・・・。
分散投資
9,710,978円
犬戦略
9,842,055円
逆犬戦略
9,692,437円
細かく見ると犬戦略は分散や逆犬戦略よりも13~15万円程度成績は良いようですね?
毎月2万円ではなくもっと積み立てているって人も多いでしょうからその差はもっと大きくなるでしょうしこの結果を見て犬戦略も悪くないって思うひともいるかもしれません
ただグラフを拡大して見てみると80年代後半の日本のバブル景気
90年代後半~2000年代はじめのITバブル
05~07年世界中の住宅・不動産バブル
このあたりでは逆犬戦略(トレンドフォロー)に負けているのがわかりますしサブプライム問題後やリーマンショック後の現在の情況で見て犬戦略が有効だ!って言いきる根拠もビミョーなところです
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