著者は2000年のITバブル崩壊で1800万円もの借金を残してしまった実話です。
一條さんは当時、誰もが夢中になるあの「光通信」「ソフトバンク」で大損をするわけですが。
リアルで舞い上がる自分と地に落ちていく自分の過程は
何か著者が読者に「あなただけは自分のようにならないで」と伝えているようでもある。
この本を通じて著者は優しいのだ!そしてどこの会社にでもいそうな普通のサラリーマンが
夜には出張ホストとして女性に買われている。
そこが面白くもあり痛々しくもある。
読む前には2つの興味があった。
出張ホストとはどんな人がどんな感じで仕事をしているのか
いったいどんな女性たちがホストを呼ぶのかと、
読み終えたとき自分はこの世界をずいぶん誤解していたことを知ることができた。
現実の世界と何も差なんてない。非日常なわけでもない。
いたって普通の女性。誰もが寂しさや悩んだり迷ったりしそうな普通の理由で
普通にホストを必要としているのだ。
一條さんは借金を完済しても2度と株の世界には戻ってこないだろう。
でも彼みたいな人こそもう一度カムバックして欲しいと心からおもう。
残酷な話だろうか?
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