参考記事
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渋沢栄一によって日本の実業界が作られたのは紛れもない真実であるが現在はその原点である渋沢栄一の理念である「利潤と道徳の調和」から遠く離れてしまった
ケインズでもアダムスミスでも資本主義について理解を深めることは出来るけれど個人的には渋沢栄一の「論語と算盤」があればすべて用が足りるのではないでしょうか?
渋沢栄一は日本特有のヤマト魂を日本の実業界の基盤にしようと決意し孔子の論語がその中心になっている
かりに一個人だけが大富豪になっても、社会の多数がそのために貧困に陥るような事業であったなら、どうだろうか。
いかにその人が豊かになったとしても、その幸福は繋がっていかないのではないか。
だからこそ、国家多数の豊さを実現できる方法でなければならないのである。第7章 算盤と権利より引用
渋沢栄一は日本や一部の個人だけが儲かる経済ではなくグローバルな視点で社会全体の豊かさの実現を求めていたのである
資本主義はしばしばバブルと崩壊という暴走を繰り返し国家や国民に大きな傷跡を残す
偉大なる近代日本資本主義の設計者から学ぶべきことは今でも今だからこそある
なぜならテクノロジーや知識がどれだけ進歩したって道徳の根本は一歩たりとも変化しないのだから
現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
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