投資理論は星の数ほどありそうな感じですが現在メジャーなところではポートフォリオ理論があります
分散投資ですね?なぜ分散が大事かと言えば儲けた資産と損した資産が相殺してくれるからです

理想は逆相関関係・・・国内株式と国内債券のように株価が上がると債券価格が下落するような相性を持つ2つのアセットを両方投資すれば良いのです
外債不要論は為替部分が株式の為替部分と重なってしまい短期的には似た値動きをしてしまう(順位相関)のがあるのだと思います
国内債券と期待リターンが理論的に同等なのにリスクは国内債券より大きいところを嫌う投資家ももちろんいますが・・・。

そして資産運用において「低リスク > 期待リターン」が重要になってきたのが最近のトレンドとも言えます
※参考記事 ファンドの海管理人イーノさんの論文シリーズ
さて逆相関の相性を持つ資産を考えたときに究極のアセットを投機の世界から発見しました(←大げさか?)
おおむね反対の投資成果を目指す「ベア型ファンド」
※チャートはリバース・トレンドとTOPIXの関係
リバース・トレンドのチャート

このベア型ファンドと通常のインデックスファンドの2資産を均等に毎月1万円ドルコスト平均法で買っていったらどうなるのかを調べてみました
その結果はこちら
積立の検証結果 2
当たり前ですが「サブプライム問題」「リーマンショック」「ギリシャショック」なにが襲ってこようが関係ありません
なぜならばTOPIXが月間で5%下落したときにはリバース・トレンドはおおむね5%上昇しているのですからザックリ言えば完全に相殺されています

これなら記事タイトルにある「絶対儲かる究極の株式投資」が見えてきました♪
それではオチに進みますが投下資本もグラフに追加してみます

積立の検証結果 1
・・・くだらない実験に2日もかけてしまいました(笑)
10年積立投資をしてTOPIXが大損しているのもどうかと思いますが今回のベア型ファンドとの分散投資は大失敗です
ちょっと理論的に考えてみたら簡単な答えが見えてきます
おおむね反対の投資成果を目指す「ベア型ファンド」と言うことは・・・。
仮に国内株式が期待リターン 6% リスク 22%だと仮定すれば
これの反対で期待リターン -6% リスク 22%になる

これが-1の負の相関があればそこから生み出されるものはゼロってことでしょうか?
更に言えばこのベア型ファンドは販売手数料 1%・・・(汗)

結論
  • この投資方法には夢がない。損はしないが(厳密に言えば確実に損をする)得もしないという無駄な努力
  • ドルコスト平均法で投資してもそもそもドルコスト平均法が儲かる手段ではなくサラリーマンにとって効率的な方法にすぎないのでドルコスト平均法だから儲かるわけではない
  • 記事タイトルにある「絶対儲かる究極の株式投資」は絶対に存在しない
  • 儲かる機会というのはリスクの中にありリスクに飛び込める者だけが利益を獲得できる

関連記事

スポンサーリンク

関連コンテンツ